ハーバード・ビジネス・レビューの記事によると大企業の新規事業の成功率は5%、ファーストリテイリングの柳井さんは1勝9敗、DeNAでは40以上の事業を立ち上げ、継続事業が4~5など、良く見積もって新規事業の成功率は10%です。
新規事業失敗の要因としてよく言われるのは、「主要メンバーが0→1人材ではない」、「タイミングが早すぎた」などです。しかし、我々が見てきた中では多くのケースで・事業計画が突き詰めて考えられていない・社内やグループの組織の壁や意思決定プロセスに阻まれて思うように進められないといったように、失敗すべくして失敗しています。
新規事業を考える際にはどんな事業が良いかというアイデアを考えることにリソースを取られがちです。それも当然重要ですが、良いアイデアであっても準備が不十分だと必ず失敗します。
必ずしも成功を確約することはできませんが、上記のような失敗する理由をつぶし、成功する可能性を上げることは可能です。市場が十分にあるか、競合に勝てるか、マーケティング計画や営業チャネルがあるか、社内は説得できるかなど、本格的に開始する前に主要なポイントについて検討を行うだけで成功の可能性を高められます。